初めてファンになったアイドルが卒業発表をした。
卒業は6月。今回のツアーチケットはとってある。
握手会はもうない可能性が高いが、あったとしても会った瞬間蒸発する気がして行けない。
じゃあ何をすればいい?
手紙を書こう。
昔ながらのシンプルな方法だ。
そして、さきほど書き終わった。
不思議な気分だ。知り合いにだって長く手紙など書いていない。
彼女は私のことを知らない。手紙を読んでどう感じるかも想像できない。
私としては、アイドルになってくれてありがとう、あなたは本当に素敵、卒業おめでとう、ライブ行くよ、とプラスのことを書いたつもりだが、極度に気持ち悪い内容になっているかもしれない。また私がプラスに感じていることを、彼女はネガティヴに捉えているかもしれない。
そんなデンジャラスなものを送って相手の負担にならないか?とも思ったが、
結局ファンとして熱狂的に身勝手だから、失礼つかまつって一方的に感情を表明することにした。
あとはポストに投函するだけだ。
「今さら慌てた顔をしないで もう遅いよ」
もっと早く現場に行っていたら、もっと早く手紙を書いていたら…
過去の写真や映像をみて、小さな後悔の念が湧き起こる。
それで何か変わったかどうかはわからないけれど。
今回学んだ。
アイドルは駆け抜けていくもの。たまたま巡り会えるもの。
限られた時間、大好きな子にしてあげられることは少ない。
だから、今度好きになる子には、もっと軽やかに、その気持ちを伝えようと思う。
「思いは言葉に」
はてなブログでした。
20180921追記
なぜこのとき伏せたか覚えていないが、モーニング娘。'18の尾形春水ちゃん推しでした。今でも写真を見返しては胸がきゅうっとなる。