自分を助けてくれる道具は躊躇なく使っていくスタイル

うつ病の診断受けて治療開始してから、しんどい諸症状に対して開き直って、自分を助けてくれる物を探すようになった。

基本方針は「極力考えなくてすむように」。気力体力が削られているなか、いちいち考え始めるとそれだけで疲れて動けなくなる。貧弱。

衣服

私は外出するときたいそう着る服に悩む人間だったが、うつ状態になると無気力すぎて選べないし、もはや服着たくなくなった。結果的に外出できなくなり、日常生活に支障をきたした。

そこで、初めてスウェット生地のズボンやルームワンピースを購入した。カジュアルな格好が似合わなくてずっと避けてきたけど、着てみたらまあ楽~!!!家~スーパー~コンビニまではこの格好で出歩いていいという自分ルールを作り出して、食料などの買い出しには行ける状態を確保した。

最近はギリギリ研究室に着ていけるくらいのデザインとか生地で、かつ楽に着られる衣服を探している。「着る服に悩む」のは特別なときだけにして、普段は気温くらい考慮すればオッケーなように、クローゼットを変えていきたい。

 食事

基本的に食欲がなく、一時期まじでフルグラ程度しか食べられない(それ以上複雑なものを自分でどうこうできない)状態だった。栄養バランスにまで手まわらんわ、ってなって、サプリメントを飲むようになった。栄養足りないと髪が抜けるからね!!

多少料理ができるようになってきてからは、レンジや鍋で加熱すれば、またちょっと味付けすれば食べられる状態のものを用意しておくようになった。

野菜はとりあえず無限もやし。この味付けなら大抵の野菜いける。

cookpad.comタンパク質はサラダチキン的なもの。胸肉安い。ゆで卵もいい。 

fta7.netあとは冷凍したご飯、野菜を適当に放り込んだスープや味噌汁があれば、食事をとろうとなったときのハードルがだいぶ下がる。

スケジュール・タスク管理

注意力散漫でもう何も覚えていられない。タスク云々以前に家事が回らないレベルだった。

以前から使っていたタスク管理アプリTodoistに、やらなきゃいけないことを放り込んだ。掃除洗濯からゴミ捨て、家賃振り込み、爪切り…どんな些細なことでもとりあえず書き出した。

その後、ゴミ捨ては毎週火曜とか、爪切りは1週間毎にチェックしようとか、やるべき日付や周期を設定していった。

一度セットしてしまえば、毎日今日やることリストが自動的に出てくるので、何も考えずその通りにやる。これで最低限一人暮らしが維持できる。

似たようなアプリはWunderlistとかgoogleカレンダーとかOSに付属のtodoリストとか、いろいろある。やることを書き出して、忘れても構わない状態にすると、「何か忘れてるんじゃないか?」みたいなもやもや漂う不安も減って精神衛生上ひじょうによい。

足音、ドアの開閉音、クーラーとか扇風機の作動音、遠くの話し声…こういう生活音みたいなものがとても苦手になった。今カフェで勉強とか絶対できない。

耳栓を買おうとしたがどれがいいのかわからなくなって頓挫しているので、とりあえず手持ちのイヤホンをつけることにした。特に性能いいやつとかじゃないけど、結構音環境が変わって、ATフィールド(弱め)が自分の周りにできた感じになる。

今日みたいに大雨の日の雨音も苦手なので、今もイヤホン耳に突っ込んで書いている。 

 

かつて、友人の母に「世が世なら死んでる」と言われた私だが、ますます世が世なら死ぬ奴になってしまった。外部のものに頼って生きてる!サバイバル能力低!

現代に生まれたことに感謝しつつ、いろんなものに助けてもらいながら、生きながらえようと思う。