2024

光陰矢の如しで、既に年が明けている。なんなら成人の日も過ぎている。社会が日常に戻り始めている。

 

2023年下半期はバタバタだった。週2の仕事を始め、9月からは非常勤講師2コマが加わった。完全に初めて担当する講義だったため、資料作成に時間がかかった。授業が終わったら、次の回の準備をして、別の仕事に行って、準備して、授業やって、また準備して…を繰り返す日々だった。まさしく自転車操業、まさしく貧乏暇なし。さらに投稿中論文のリバイズ〆切が重なった11月中旬は、色々とすれすれだった。毎日やるべきことが24時間に収まらず、日付をまたぎ、気絶したように眠り、遅刻ギリギリで起きた(たまに遅刻もした)。途中インフルエンザにかかりながらも、なんとか生き延びた。

仕事納めは12月27日だった。仕事始めまで10日ほどの休み。「やっといた方がいいな」と思うことはあったが、思い切って休んでみた。既に「あれやっとけよ!!」と思う部分もあるが、何もない休みを満喫できたのでよかったことにする。新年早々、また自転車を漕ぎ始めた。

 

自転車を漕ぎながら、被災地のことを考えている。1月1日、久々にたっぷり寝坊をし、近くの寺院に散歩に来ていた。どこかからか緊急アラートの音が聞こえてきて、なんや火事か、いやこの音は火事じゃない、と考えていたとき、手元のスマホから同じ音が鳴った。立っていても分かるほどに大きく、長い揺れ。収まったあと、それが最大震度7だったということを知る。幸い私が住んでいる地域に大きな被害はなく、実家の家族も無事だった。

それでも、日本のどこかで日常を奪われている人がいるというのは、悲しい。首相が現地入りする日程が決まったというニュースを見て、まだ何も終わってないし、始まっていないことに愕然とする。なるべく多くの方が、暖かい場所で温かいご飯を食べられますように。明日を、未来を期待できるようになりますように。できる範囲で、継続的に寄付したり、日々の備えをしたりします。

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